生徒さんの中にスパイがいたら…
ピアノの先生の間では、我がこととして注目している、JASRAC問題。
(作曲家の著作権を守る団体 JASRACが、大手楽器店が経営する音楽教室から、
レッスンで弾かれることに対しても、対象となる曲に関しては著作権を徴収する、ということになり、
ゆくゆくは、個人のピアノ教室にも影響があるのではないか?
ということで、多くのピアノの先生も、興味を持って行方を見守っています。
たとえば、著作権の発生する曲(ポピュラー系の曲はほぼすべて該当するでしょう)を弾く、となった場合、著作権料を徴収されるわけで、
そうなると、それを避けて著作権の切れた古い作品だけでレッスンをしていくのか?
という問題にもつながってゆきます。
「パプリカ」を弾きたい人はレッスン料少し上げるね、ということにもなるかもしれません)
そのJASRAC関係者が、大手教室にヴァイオリンの生徒として2年間、「主婦」として潜入して、レッスンを受けていた
ということが、最近になってわかりました。
そして先日、その方が裁判で証言もしたようです。
作曲家の著作権を守ることは、大切だと思います。
わたし(たち)ピアノの先生をはじめとする、音楽を教える人や演奏する人の無知も、あるかと思います。
なので、この事実について、いいとか悪いとかは、いうつもりはありませんが。。。
2年間も個人レッスンをしてきたヴァイオリンの先生は、「利用されていた」とわかった今、どんなお気持ちなんだろうか…。
先生は、生徒さんが少しでも上達するように、弾きたい曲が弾けるように、
レッスン時間内はもちろん、
それ以外のときにも、教材を見ては「これ、この生徒さんにいいかも?」と思ったり、
前の週にあまり元気がなかったときは、次のレッスンまでの一週間、どうしているかなと心配して待っています。
なので、ひとりのピアノの先生として、このニュースは…残念です。
教室を運営していて今まで、少なくとも2度、無料ミーティングに、明らかに同業者から頼まれてきたと思われる方がいらっしゃいました。
確信はないので、他の方と同様に進めましたけど。
不快感や怒りの気持ちはほぼないのです
(だって、減るもんじゃないし笑。
それに、わたしはブログやホームページを通じて、教室のことや指導の仕方なども、かなりオープンにしていますから)
でも、残念な人だったなぁと、心が冷え冷えとしたまま、今も忘れられません。
これは1度きりお会いしただけだったけれど、
件のヴァイオリンの先生は、2年間も生徒さんとして関わって、こういう形でお別れするのは、なんともやるせないのではないかなと、思うのです。
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