別れと出会いの季節
昨日は、ますこしょうこ先生主宰の継続セミナーの集大成として、修了コンサートがあり、
コントラバスを担いで出かけたのですが、
鬼越の駅で、数年前までピアノのレッスンに来てくれていた生徒さんのご家族とバッタリ。
大きくなった元生徒さんの近況を聞くことができて、嬉しかったです。
さて、その日のコントラバスとのお出かけ自体についてはまた機会をあらためますが、
帰宅後、夕方から夜まで、レッスンでした。
そして最後の枠のレッスンは、中学生。
この日が最後のレッスンでした。
あまり器用なタイプではなく、
またピアノの練習もあまり…しないタイプでしたが、
レッスンの中では、素直に、何度も、繰り返し課題に取り組むことのできる、頑張り屋さんでした。
将来を考え、ピアノのレッスンを辞めるという選択となりましたが、
これからも、音楽と共にある生活にはなりそう。
この日のレッスン時間の2/3くらいは、このところ取り組んでいた曲に取り組みました。
最後に立派に仕上げて持ち曲にしてあげたかったところですが、
持ち前の頑張りで何度も何度も部分練習に励んだものの、
レッスンの時間だけではどうにもならず、
ほどほどのところで区切りとしました。
残りの時間は、この生徒さんの知っている曲をプレゼントしようと、
リクエストに応じて、
ベートーヴェンの「エリーゼのために」や、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」などをわたしが弾きました。
いろいろな習い事をしてきた中で、それらを数年で辞めていたことは、生徒さんから聞いていましたが、
「ピアノだけはずっと続ける！」と言ってくれていました。
そして実際に、ピアノは長く続けさせてくださったこと、お家の方にも感謝しています。
歩みは決して早くはなかったけれど、一緒に辛抱強く取り組んでできるようになったことの数々は、
ひとえに、長くピアノを続けてくれたからこそです。
このお年頃らしく、親や先生や友だちに、「ムカつく」ことはあったようだけれど、
ピアノのレッスン中には、ただの一度もふてくされることもなく、レッスンに臨んだことは、ほんとうに素晴らしいと思います。
この性格が、今後もきっと、この生徒さんの助けになってくれることと思います。
Kちゃんの人生に幸あれ！！
今日は、もうお一人、長く通ってくださった大人の方も教室を卒業されます。
一方、このところお問合せが相次いでいます。
「春は別れと出会いの季節」といいますが、
今年は例年になく、この言葉を実感しています。
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