2/11 小澤征爾先生の想い出
金曜日、レッスンを終えて最初に目に飛び込んできた報は、
小澤征爾さんの訃報でした。
ご闘病されていたことは見聞きしていたので
ああついにこの時がきたか!
とショックでした。
ご冥福を心からお祈りいたします。
今日のブログのタイトルは、なんだかすごそうになってしまいましたが
わたしは、小澤征爾先生のお姿をちょっとばかり拝見した程度です。
今日のブログでは、当時の想い出話などを書きつつ、
「ピアノの先生してますがこんな人です」が伝わるかもしれない…です。
学生時代、小澤先生が学生オケを振りにいらして
大学のちっちゃいエレベーター内で満員のひとりとして
ご一緒したことがあります。
それは、学校の創立〇〇周年記念として
小澤先生が学生オケと共に世界ツアーに出るという、
その練習のために小澤先生は、いらしたのでした。
わたしは副科でコントラバスをやっていて
副科ながらオーケストラに年2本ほど乗せていただいていました。
とはいえもちろん、小澤先生のオケとなると
上級生はじめ精鋭が揃えられていたわけで、
わたしは入れるわけもありません。
ただ、見学はできたので、
わたしはオケの練習室の裏口から入って、コントラバスの後ろで
リハーサルを見させていただいておりました
(今思うと、あれは暗黙で許されていたのかな…
指揮者志望の学生が何人か見学していましたが、
公式に「見学して良い」という報せは記憶にないかも。
告知があったらみんな押し寄せてしまいますもんね)。
学生への愛と情熱に溢れていて、ほんとうに夢のような時間でした
(なんと陳腐な表現なんでしょう…)。
わたしもコントラバス専科だったらな~、
なんて思ってしまって、同級生が羨ましかった…。
あと、全くの余談ながら、
そのオケに乗っていた先輩がその日お腹の調子が悪くて
リハ中に何度もそぉっと抜け出していたことを覚えています。
先輩、元気にしてるといいな…。
・・・というわけで、
どっぷりコントラバスとオーケストラ大好きな学生時代を送っていたわたしです。
専科の音楽学(楽理)は、満員電車の中でドイツ語の辞書を引く毎日で
なんとかこなし、
毎週1時間のピアノのレッスンにはまじめに出席するものの
ピアノ一筋!では到底なく、
むしろコントラバスの練習最優先!で
学校の閉まる22時まで残っていることも多かったです
(まあ、だらだら友だちとしゃべったりもしてたんですが)。
授業がなくてもコントラバスのために片道2時間かけて登校したし、
バス部屋(コントラバス庫でありコントラバス専攻生の居場所)
のグランドピアノでピアノの駆け込み練習をすることもしばしばでした。
ピアノの恩師は、そんなわたしに合わせて
「ここはコンバスならどんな弓順になると思う?」
などと、導いてくださいました。
今となっては、すべてがありがたく、つながって残っています。
つれづれ綴りました。
お付き合いくださりありがとうございました。
現在、新規の生徒さんの募集を停止しております。
予定は未定ながら、春には募集再開できるかなと思っております。
0コメント