旅に出よう!
最近、なぜだかブログに書いていませんが、
子どものピアノレッスンについての多方面の学びは、
続けています。
今年に入ってからも、すでに4本、もちろんオンラインで。。。
今年最初に受講したセミナーは、高田美佐子先生による「フォルマシオン・ミュジカル」継続セミナーでした。
もう2週間以上も前のことですが(汗)。
このときの題材は、バッハの「インヴェンション 第8番」。
ピアノを続けていたら、必ず通ってほしい曲集です。
わたし個人的にも、とても想い出深い曲です
(以前書いたこちらの記事「子ども時代のライバル ふたりのふーちゃん」、
この時代をいつも想い出す曲なのです)。
高田先生のセミナーでは、
この曲集に入る前に、日々のレッスンの中で少しずつ取り組んでいくワークなどを
たくさんご提示いただきました。
ピアノの先生の役割は、ただ指が動く・ピアノを弾けるようにしてあげるだけではなくて、
旅に出られるように準備をしてあげること。
スーツケースの中に、音楽を愉しむためのたくさんの要素を詰め込んであげて
音楽を豊かに愉しむ旅支度をしてあげたい!
(音楽を愉しむための要素には、
歌う・リズム・読譜・分析・音楽史・楽器・他分野との関わり…などなど、
ほんとうに、たくさんあります!!)
・・・そんなふうに、高田先生がおっしゃっていたことに、大いにうなずいたのでした。
「ただ指が動く・ピアノを弾ける」
実のところ、わたしはそんな子だったのだと思うのだけど、
一方で、父がクラシック好きだったこともあり、
休日にはいつも、オーケストラや室内楽の曲が流れていた記憶があるし、
ピアノは続けながらも、あまりピアノ自体には強い関心を持たずに
オーケストラやオペラや歌舞伎、絵画鑑賞・・・などいろいろなことに興味を持ってきたように思います。
でも、大人になるにつれて、そういったことがぜ~んぶ、繋がっているんだということを
ますます実感しています。
(ピアノに関心がなかったというと語弊がありそうですが、
わたしにとって、ピアノは音楽やその周辺のものを愉しむための手段だったかも、と思います)。
だからこそ、子どもたちには
音楽を愉しむ そのための種をたくさん蒔きたい
そう思っています。
「今月の作曲家」の取り組みを始め、
今取り組んでいるテキスト以外の話に脱線(?)することもあるのは、
そのためです。
今月は、ベートーヴェンについて、レッスンの最初の数分間に学んでいますが
ベートーヴェンだけでなく、その時代のこと、交響曲って? など
作品以前に子どもたちに伝えなくてはならないことが山ほどある現実に、
道のりは遠い…と思いながらも(笑)、
種を蒔き続けております。
先日ブログでご紹介したこちらの本なども、種のモトのひとつであり、
さまざまな種のその先に 味わうことのできる世界でもあるのかもしれません。
こどものピアノコースご紹介ムービーです。
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