ピアノを10年以上続けたら一生ものの趣味になる
前回のブログの最後の方で触れた、ピアノを長く続けているうちの生徒さんのことを
今日は書きます。
彼女は、小学5年生のときに、大手のピアノ教室から(?たしか・・・)移ってきました。
当時の入会申込書には、「ピアノ歴5年」とありますので、
高校3年生の今は、ピアノ歴12年になっています(!)。
月3回コースだったのを 高校受験前の12月から月2回コースに変更し、
私立と公立の高校受験の合間にもレッスンを入れながら、
休むことなく、今に至っています。
中学校では吹奏楽部に入り、
その頃からは、あまりお家での練習ができていないようだったけれど、
それまでに付けてきた基礎力が充分にあったので、
あまり進まないときには一緒に連弾をしたり、
音楽の話を盛り込んだり、
新しく買った楽譜を紹介したりと、
自由にレッスンさせていただいてきました。
中学時代は、合唱コンクールの伴奏者賞の常連でしたが、
本人に任せていても、ポイントを押さえて充分安定して弾けていたので、
特別な対策はせず、淡々とレッスンをしてきました。
ピアノ継続のコツは? と彼女に聞いたら、きっと、こう答えるでしょう
「そんなもんだと思っていたから」(笑)。
淡々と・・・ ひたすら淡々と。
そして、おうちの方も、クールに見守って来られたのだと思います。
あ、彼女、名曲をバリバリ弾ける…わけではありません。
特段テクニックを持っている…わけでもありません。
でも、合唱コンクールで活躍できたのは、
小学生時代にある程度練習をしてきたことと、
それによって譜読みの力が付いていることが、大きかったのではないかと思います。
春から進学する大学が決まり、遠い遠い地で、寮生活をすることが決まっています。
寮では、先輩たちと相部屋だそうなので、当分ピアノとはお別れとなります。
今月、「大人のおさらい会」に初めて出て、ひとまず教室ともお別れです。
お別れは残念ではありますが、
もう彼女の人生の中にピアノの存在感は、ありありと有るので、
実家に帰省したときには、ピアノを弾くのでしょうね。
まさに、一生ものの趣味ですね。
「ピアノを弾いていると、落ち着く」
と、この間ぽつりと言っていました。
わたしも思春期の時代、ピアノを弾いてモヤモヤを発散したり、
気分転換したり、
逃避先として(笑) ピアノと付き合ってきました。
10年以上続けてきたからこそ、
気分に合わせて曲を選んだり、
その曲をそこそこ味わえるくらいには弾けたり、
できるのですね。
またピアノを弾ける環境になったら、「大人のピアノ」コースの方に戻っておいで~
と伝えてあります。
大人のピアノコースには、ピアノを一生ものの趣味として愉しんでいる方たちが、たくさんいらっしゃいます。
お問合せ用のラインがあります。
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