「ベートーベン」?「ベートーヴェン」?
今、ニュースを見て知って、驚きました。
世界の地名表記から「ヴ」の文字が消えることが、法律で決まったそうです。
なじみの良い表記にするため、ということでしたが、
真っ先に私が思い出したのが、学生時代の指導教官のことでした。
もう四半世紀以上前のことですが、彼はご自身の著書でも「ヴィーン」という言葉を意識的に使ってきました。
文章で音楽について論じる音楽学者にとっては、言葉にこだわるのは当然のことと思います。
影響を受けて、わたしも一時期そのように言っていた時期もあります。
でもやはり、一般的には「?」と思われるでしょうし、今ではわたしも大勢になびいています
(不確かな記憶ですが、彼ものちに「ウィーン」と表記していたのを見かけたような気がします)。
ともあれ、地名表記に「ヴ」を使わなくなるということは、
そのうち他の外国語表記にも波及するのかなぁ…。
個人的に、わたしは「ベートーベン」ではなく、「ベートーヴェン」と書くようにしています。
これも、「ヴ」じゃなくなる日が来るのかなぁ…と。
クラシック音楽はもともとヨーロッパのものですから、どうしても表記について問題になることが多々あります。
カタカナにした時点で、もう元の言語とは違うものになっているのですから、どこかで割り切らなければなりません。
ただ、元の言語はぜ~んぜん違うこともある、ということ、頭の片隅に置いておくといいかもしれません。
そういえば、学生時代、ドイツの帰国子女だった同級生が放った「ベートーベン」の発音に、同級生一同(といっても専攻の音楽学の学生は1学年5名だけでした)衝撃を受けましたっけ。
ドイツ語で言うと(これをカタカナで表記しようとすること自体、限界がありますが)
「ベートーフェン」
のようになります。
「ベートーベン」と、のっぺりと発音する日本語との違いにびっくりでした。
ちなみに、わたしがロシアに行っていた時代にびっくりしたのは、
「ムソルグスキー」のことを「ムゥソルグスキイ」と言い、
「チャイコフスキー」のことを「チャイコーフスキイ」と言う、ということ
(下線部にアクセントが付きます)。
しかも、人の名前でも語尾が変格するという…。
つれづれの、結論のない記事になりましたが、今日はここまでにします。
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今日も朝からレッスンです。
なんで突然ロシアが出てきたの?
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