ピアノの練習は、嫌い(あるピアニストの話)

こんにちは。

市川市鬼越のピアノ教室 ノア音楽教室です。


「ピアニストになったけれど、

ピアノの練習は、嫌いです」


先日のますこしょうこぴあの教室でゲスト演奏をしてくださった、山本己太郎さんが、

ピアノを習っている子どもたちに、笑顔でお話をしてくださいました。


そう、ピアノの練習が大好きな子は、世の中に一体何人くらいいるでしょうか?


もちろん、います!

でも、「好き」のレベルや意味合いはいろいろあって、

「ピアノが弾けるようになりたいけど、ピアノの練習は嫌い」

という子どもたちが、大多数ではないでしょうか。


学生時代に大尊敬していたコントラバスの先輩も、

「練習は嫌い」と言っていました。

あんなに上手に弾けるのに、あんなに美しい音を出せるのに、なぜ?と当時は思ったけれど、

やっぱり、練習って地味だし、めんどくさい(笑)。



では、なぜピアノを続けているの? なぜピアニストになったの?

という問いに、山本さんは、

「ぼくの場合は、舞台で演奏することが好き、

その後にいただく拍手とかが、癖になる」

というような意味のことをおっしゃっていました。



なぜピアノを続けるのか?

その理由は、人それぞれでしょう。

理由なんか、わからなくたっていいような気も、します。


わたし自身、なぜピアノを続けるのか? わかりませんもん。


ただ、ピアノを続けてきたことで得たことが、数え切れないほどあります

(これについては、また今度お話する機会を持ちたいと思います)。


ピアノの練習は嫌いでも、続けていれば、大なり小なり何か嬉しいことがある、

だから、続けていけるんですね

(整理整頓は苦手だけど、重い腰を上げて片づけをして、スッキリした空間になると、とっても気分が良くなるのと、似ているでしょうか?

あるいは、ほんの一箇所だけだけどサッと拭き掃除をしたらきれいになって、一人「やった!」と思う、小さな喜びとか?)。


練習が嫌い、練習しない、 だったらピアノやめたら?

これって、何か違うんじゃないかなぁと思うことが、時々あります。


ますこしょうこ先生は、初めて子どもたちと会う体験レッスンのときに、

「10年続けましょう」

とお話するそうです。


10年なんて言いにくいなぁ…と、正直遠慮するような気持があったけれど、

そう言い切る覚悟が、わたしの方にも足りないのだと思います。


でも、先日のますこ先生のピアノ教室のサマーコンサートで、たくさんの子どもたちの心のこもった演奏を聴いて・見て、

やっぱりピアノを続けることで得られることはとってもたくさんあるし、

続けた者、本番を迎えた者にしか見えない・感じられない地平は確かにある! とあらためて思いました。



ピアノは、息の長い習い事。

辞めたくなるときもあるし(きっと必ず)、

辞めた方がいいんじゃないかと悩むこともあるでしょう。


それでも続けた山本さんは、「今年でピアノを始めて20年になりました」とおっしゃっていました。


ピアノを習っている子どもたちへのアドヴァイスとして、こうお話されていました

「ピアノの勉強(テキストとか)の時間と、

ピアノが好きになる時間と、両方持ってみてください」。


テキストも、大切。

弾きたいものを弾きたいようにできるためには、テクニックがないと。


でもそれだけでなく、好きなものを好きに弾く時間も、どんどん作っていいんだよ、と。


自分を律しながら、音楽の世界で愉しむ時間も持ってきた山本さんは、

演奏しているとき、ピアノについてお話しているとき、それはもう、楽しそうです。




山本己太郎さんのYouTubeチャンネルからお借りしました。↓


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