7/20 年少からピアノを始めた子が年長になって
今日は、年長になった生徒さんの成長を感じてしみじみした、というお話です。
昨日は、最後のレッスン時間の子がご用事でお休みなり、
換気のために盛大に窓を開けたら、きれいな夕焼け空でした
(換気は、各レッスンの入れ替え時に毎回、窓を2か所あけてやっています。
レッスン中も、時折、お話中心になるときなどには開けたりしています)。
レッスン室は、西面と南面に窓があるので本当はとても明るいお部屋なのですが、
日差しが厳しすぎることもあって、普段は昼間から厚いカーテンを閉めています。
なので、夕焼けを見たのは久しぶりでした。
そんな夕焼けを見て想い出したのが、年長さんのYちゃんのこと。
Yちゃんは、年少さんになる少し前からレッスンを始めました。
年少さん・年中さんの頃は、テキストの進みはゆっくりでした。
よくお話もできて賢い子で、リズムたたきやお歌はとっても上手!
一度聴いたリズムは、結構複雑なものでも真似できてしまいます。
それだけに、ということなのでしょう、
感覚的にすらすらと…とはいかないことには
気持ちが乗らない様子。
本当は、できていたりもするのです、
ついさっきまで「ドレミ~」と読めていたのですから。
それで、気の乗らないときはお洋服の話をしたり
「あれやろうよ」と、以前やったワークをやりたがったり
あの手この手でピアノを弾くことから逃れようとしていました(笑)。
あるときYちゃんが窓辺に駆けよって
「ゆうやけきれい~」と言ったのでした。
ほんとうにきれいな夕焼けでしたが、
レッスンから脱線したがっていることはわかりました(笑)。
そんなYちゃんも、今では
「練習してきたよ!」
と言って、いそいそとテキストをピアノの譜面台に広げて弾いてくれています。
Yちゃんとはこれまで、たくさんドレミを歌ったりリズムを叩いたりしてきました。
わかる、できる を少しずつ蓄えていって
最近は、練習したらできる できたらうれしい の連鎖ができてきたようです。
今でも、ちょっと音読みに詰まるときがたまにありますが、
がんばって続きを読めるだけの忍耐力もついてきました。
思うように指が動いてくれないこともありますが、
頭を抱えて「あぁ~!」と言いながら(かわいい)
取り組めるようになりました。
今度の発表会では、
Yちゃんの感性にピッタリじゃないかしら?と思う曲を弾いてもらうことにしました。
曲の一部を弾いてあげたらとても気に入ってくれて、
すぐに覚えてしまいました。
おうちで何度も何度も弾いていたそうです。
まだ楽譜のご用意を保護者さまにお願いしていない段階だったので
保護者さまには、何を弾いているのかわからなかったようですが、
「発表会の曲はこの曲にしようと思います」
と保護者さまにお話したら、「なるほど」と繋がったようでした。
Yちゃんとお話しながら素敵な音の世界を作り上げていけそう!
・・・と、まだ1フレーズを伝授したばかりですが
わたしはもう、とても楽しみにワクワクしています。
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