先生のピアノを聴きたい

こんにちは。

市川市　ピアノ教室　ノア音楽教室です。

ピアノのレッスンで、生徒さんとやりたいこと、伝えたいことは、たくさん！！！

月ごとのポイントレッスン（1月、２月は聴音です）のほかに、

ピアノのテクニック、音楽のルール（楽典）、曲のまとめかた（曲想）、などなど、

ほんとうにきりなくあります。

もちろん、１回のレッスンですべてをやることはできませんので、

少しずつ積み重ね、繰り返しながら、らせん状にいろいろなことが身についていくことを目指してレッスンしています。

ついつい欲張って、あれもこれも…となりがちで、最後の最後まであれこれやってしまいます

（だって、少しでもピアノが上手になれば、もっとピアノが楽しくなるから！）。

なので、いつもレッスンの時間があまるということはまずありません。

聴音がポイントレッスンとなっている今は、特に気を付けないと、ピアノの時間がかなり減ってしまうこともあったりして、

ささっと進行するようにレッスンを進めて…いえ、進めようと心がけています。

この間の小学生Ｔちゃんとのレッスンでも、同じように「ささっと」を念頭に置いていたら、

聴音がと～ってもスムーズに進み、気づいたら５分ほど時間が余りました。

「どうする？　Ｔちゃん。

あと５分くらいあるんだけど、何かやりたいこととかある？」

この日のレッスンでの課題をもう少し深めてお家での練習の先取りをすることもできますが、

Ｔちゃんは、たまに、クラシックの名曲を弾けるようになりたい！と耳コピで一部を弾いてきたりするような子。

以前、「幻想即興曲を弾いてほしいです」とレッスンノートに書いて来てくれたこともあります。

だから、聞いてみたのでした。

Ｔちゃんの返事は、

「できたら先生のピアノが聴きたいです」。

わかった！　受けて立つ！！

どんなリクエストがくるかドキドキしながら、身体を張ることにしました。

「で、たとえばどんな曲がいいのかな」

Ｔ「フランツ・リストの…」

ああ、《愛の夢》とかかな～

Ｔ「《ラ・カンパネラ》とか…」

おお！大みそかに自分のために買ってきた曲集にあったぞ。

でも、ちょっとだけ弾いてみて、これは今は弾かない（特には弾きたくないし、弾けない）と決めたものでした。

Ｔ「あと、《メフィストワルツ》とか…」

ええ？！　メフィスト知ってるの？

《メフィストワルツ》は、学生時代にもピアノ科の上位の人たちが卒業試験に選ぶことの多めだった大曲。

これも同じ曲集に入っていて、わたしもカッコいいな～弾きたいな～と思いながら、優先順位としては、「順番待ち」の曲。

1か月前に２回、３ページほど弾いた程度でしたが、

Ｔちゃんからタイトルを聞いたら弾きたくなって、ちょっとだけね、と言い訳をして3ページだけ、弾きました。

ショパンの《幻想即興曲》といい、リストの《メフィストワルツ》といい、Ｔちゃんのお好みは「激しい系な曲」かな？

と思ったけれど、

こんな曲もあるよ、と

最近ちろちろと弾いている（練習している、と言えるレベルではない）《コンソレーション　第３番》の冒頭を弾いて聴かせました。

Ｔ「その曲、知らなかったです。

　今度聴いてみます！」

Ｔちゃん、クラシックの名曲が好きだと話してくれました。

電子ピアノに収められている曲をよく聴いているそうです。

たくさんの曲を聴くことは、とってもいいことです。

これからも、どんどん聴いてほしいな。

ピアノ曲に限らず、オーケストラや室内楽もね。

わたしは、父がクラシック好きだったおかげで、週末はいつもいろんな作曲家の曲を聴いていました。

作風とか、演奏方法とかいろいろ…後々、ピアノを弾く、音楽を楽しむときに、繋がってきます。

そして、ピアノ、練習しようね～。

特にスケール、練習しようね～。

憧れのショパンやリスト、弾けるくらいになりたいね。

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