ツェルニー100番
昭和の時代にピアノを習っていた人はたいてい知っている、
そしてたいてい苦しめられたテキスト、
ツェルニー。
作曲家でありピアノ指導者として有名だったツェルニーは
「ピアノの練習であっても、美しい曲で練習してほしい」
との想いで数々の練習曲を世に出したのだとか。
大人になった今、あらためて弾いてみると
たしかに、かわいらしい曲、結構いいじゃんと思う曲
(なんだか上からでごめんなさい)も多いです。
ただ、そんなに簡単に、きれいには弾けないから
苦しみの想い出となっている 昔子どもだった人が多いのでしょうね。
そんなトラウマめいた想いを抱えている人も多いツェルニーですし、
今はさまざまなテキストもありますから、
わたしから積極的にツェルニーをおススメすることはあまりありませんが、
今、大人の生徒さんの中で何名か、
『ツェルニー100番』に取り組んでいる方がいらっしゃいます。
このテキストは、短い曲ばかりなので、
比較的取り組むハードルが低いかなと思っています。
「子どもの頃、嫌いだったけど、
今は かわいい曲だったり好きな曲もあるから
楽しく頑張れる」
と、2週に1度のレッスンに何曲も持ってこられる方も。
そんなわけで、わたしが子ども時代に使っていた『ツェルニー100番』が
近年うん十年ぶりに本棚から引っ張り出されています。
紙質と経年劣化で、表紙が今にも取れそうな状態だったので、
マスキングテープを張って修理しました。
それであらためて、パラパラとめくってみて
当時を想い出しました。
当時のピアノの先生、どうしていらっしゃるでしょうか。
転勤でシンガポールに行って習った先生は、
中国人の若い女性でした!
次回のブログでは、この先生の想い出話を書こうと思います。
夏休みですから…。
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