いつもと違うピアノでレッスン
昨日夕方にレッスンに来た中学生に、
「1階のグランドピアノで弾いてみる?」
と声を掛けてみました。
大人の生徒さんには、11月・12月と
「良かったら1階のグランドピアノどうぞ」
と、先行してご案内していますが
(ご近所を考えて時間の制限は設けております)、
子どもの生徒さんには、初めてでした。
この生徒さん、
コロナ禍のせいなのでしょうね…
本番が延び延びになっています。
なので、
本番直前ならおススメするかどうか
迷ったところですが、
どうやらまたまた延び延びのようなので
「違うピアノで弾いてみる」
このピアノは、
ベーゼンドルファーのピアノ。
ネットをつらつらとみていると、
「弾きにくい」と書いている人も多い
わたしの友人であるピアノの先生は
ベーゼンドルファーのピアノの音色が大好きなのですが、
「ちゃんと練習してあるときでないと
そっぽを向かれてしまう」
と言っていました。
なので、生徒さんには
そういった「弾きにくさ」について
ご説明した上で
控えめにご案内しております(笑)。
そういう状況の中学生、
「本番直前なら迷ったところ」
と考えたのは、
本番直前に「弾けない感」を植え付けては
いけないかも?!
と考えたからでした。
長年付き合っているので、メンタルのクセも
それなりに把握しているつもり。
さて、「とにかく一回弾いてごらん」
と促したところ、
長い曲の中、
「弾きにくい、弾きにくい・・・」と
彼の心の内が
聞こえてくること 聞こえてくること!!(笑)
グランドピアノを挟んで部屋の隅にいた
彼の表情も手元も
まったく見えなかったけれど。
今の年頃の忙しさや
これまでの彼のピアノとの向き合い方
からしたら
ここまでよくやったと思い、
少々甘めの仕上げ でやってきたことが
すべてピアノにはお見通し
の結果となりました
(ほんとにピアノって怖い…)。
その後、彼の気持ちを聞いてから
普段のピアノでのレッスンにしました。
調子の戻らないまんま、
この日のレッスンが終わってしまったけれど・・・。
不本意なミスも
なんかおかしい・おかしい…
と空回りしちゃうときも
ピアノを弾いていたら、有り得ることだから
(わたしのピアノの本番人生、
まぁ、これも ひとつの経験です。
教室のライン公式アカウントがあります。
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