●呼吸とリケンを意識しよう(バーナム「深呼吸」から)
●呼吸とリケンを意識しよう(バーナム「深呼吸」から)
こんにちは。
市川市のピアノ教室 ノア音楽教室の大岡史恵です。
当音楽教室では、子どものピアノの生徒さんのレッスンでは、「バーナム」というシリーズを使うことが多いです。
ピアノを弾くために大切なさまざまなテクニックをコンパクトに学ぶことができます。
大人の生徒さんの場合は、それぞれの目指したいものが違っていることもあり、別のテキストを使うことが多いです。
そんな中、少数ですが、このバーナムを使っている大人もいるのです。
その中のお一人とのレッスン。
子どもの頃にピアノを習っていた方ということもあり、着々と進んでいます。
細かなところにも気を配り、完成度も高いです。
ある日のレッスンで、「深呼吸」というタイトルのものがありました。
バーナムの中では、繰り返し出てくる課題の一つです。
「吸って~、吐いて~」と、呼吸を意識してもらうためのものです。
ピアノって、息を使わずにも弾けるので、呼吸を意識しないで弾いてしまいがち。
管楽器や、弦楽器(弓のアップとダウンは、呼吸そのものですから)をやっている方たちには身についている、音楽の根本的な自然な流れを
ピアノを弾くときには、阻害して、
音だけ弾く、というようになってしまうこともあったりします。
一方、同音の保持を連続して行うこの曲の場合、ギリギリまで音を伸ばすということにも、気を配りたいところです。
この生徒さんは、ギリギリまで音をしっかりと伸ばして弾いていました。
譜面通り、カンペキ!です。
でも…。
なんだかとっても息苦しい。
そこに、呼吸がなかったからです。
ギリギリまで音を伸ばすのは、大切だけれど、
伸ばしている最中、指先は動かずに鍵盤を押さえつけていました。
これ、息を止めた状態。
そこでアドヴァイスしたのは、
音を伸ばしながら、指先のリケン(離鍵)を意識していく、ということ。
*離鍵とは、鍵盤から指を離す、ということ
特に、親指の爪が鍵盤の上をくるりと指先の方に回っていく感覚を意識してもらいました。
指先で(本当は手首も)、呼吸をする感じです。
文章であらわすのは、とっても難しいけれど…
大人の生徒さん、「なるほど〜〜!」と理解してくださいました。
音色も、すごく変わりました。
これ以来、子どものピアノの生徒さんにも、同じような声かけをしています。
バーナムは、ひとつひとつの課題が短くて、譜読みの負担がなく、すぐに弾けますが、
奥が深〜いです。
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