人としてたくさんの引き出しを
昨日のブログに続いて、
ピアノ教室での取り組みを通して
ピアノ以外の小さな学びの例のご紹介です。
(昨日のブログはこちら➡「ピアノ教室での取り組みを通して生きる力を」)
先月迎えたグランドピアノを生徒さんにご紹介したときのこと。
このピアノの鍵盤は、象牙でできています。
今の子どもたちは、「象牙」を知らないんですね。
生まれたときにはすでに、
ワシントン条約により象牙製品の国際的な取引が禁止されて久しいので
今の子どもたちは、日常で象牙を目にすることすらなく生きていくのですね。
私自身は、子どもの頃シンガポールで過ごしたこともあり、
象牙の加工品を目にする機会はとても多かったですが
(初めてプレゼントされたペンダントは、象牙のハートのもので、大事にしていたなぁ)。
そんなわけで、
「象牙って知ってる?」 という話から始めます。
象牙は、ゾウの牙であること。
牙を取られた象は死んでしまうこと。
今は、禁止されていること。
でも、象牙の調度品は古来から、文化の一つとしてあったこと。
人間の営みとして、さまざまなものは、自然のものから作られてきたこと。
今も人間は、木や皮から作ったものを身近に置いているし
動物や植物を食べて生きていること。
そして、象牙の良さ。
動物保護のこと、ヒトの文化の歴史、地球の中のヒトという存在・・・
この間、2,3分もあったでしょうか。
ピアノレッスンとは本当に全然関係のないことですが、
子どもたちには、「知っていること」、「引き出し」を
たくさん持ってほしいなと思っています。
教室のライン公式アカウントがあります。
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