受験を前にピアノをどうする?!
金曜日は、なぜだか中学生・高校生・大人の生徒さんのレッスンの日になっています。
決まっているわけではなくて、今年度は、こうなったのです。
午前中からお昼過ぎまで、大人の生徒さんたち、
夕方からは、中学生たち、高校生たち、大人、とレッスンをしています
(不定期ペースの生徒さんのレッスンが入ることも、もちろんあります)。
小学生や幼児さんにちょうど良さそうな「金曜日、16:30」のレッスン枠、ただいま生徒募集中です!
さて、その金曜日だった昨日、今度の春から高校三年生になる生徒さんから
「今年度いっぱいでピアノのレッスンは辞めようと思っています・・・」
とお話いただきました。
お勉強もがんばっている、リケジョさんです。
大学受験だもの、仕方ないかなぁ~。
・・・とも、もちろん思うのですが、わたしなりの考えをお伝えしておきました。
辞める・辞めないは、わたしが決めることではありませんし、
ご家庭のお考えもあります。
経済的な理由がある場合もありますし。
でも、もしも「受験だから。勉強が忙しくなるから」ということだけが、ピアノを辞める理由だとしたら・・・
この生徒さんの場合、ピアノを辞めても辞めなくても、だからといって勉強の時間が増えるわけではなさそう、
むしろ、レッスンの間だけでもピアノを弾いて気分転換する時間が、あったほうがいいのかも?
と思ったのです。
この生徒さんは、他教室でピアノを始めていて、高校受験で一旦辞めていたのを
高校入学を機に、やっぱりピアノを弾きたい、ということでノア音楽教室に来てくれたのでした。
月に2回ペースのレッスン。
お家での練習は、あまり・・・かな。
レッスンに来て、一緒に譜読みをして、
レッスン終わり頃に曲の全容がつかめてくる、
という感じです。
さすがリケジョ!といつも感心するのが、
彼女好みの近現代の作品や日本人作曲家の作品を
数回弾いて自分なりにパターンを見つけながら、進めているようだ、ということ。
弾きこんでいないので、当然、スムーズに弾けるわけではないのですが、
「この部分は、本当はもっと優しい感じで弾きたい」
と言うなど、弾きながら曲想も理解できています。
レッスンが終わった頃には、脳がリフレッシュしているんじゃないかなぁと思って見ていました。
聞けば、塾には行かずに通信教育で、受験準備をしているのだそう。
ならばなおのこと、家と学校のほかの「通う場所」、「受験から頭を切り離した居場所」があった方が、
いい気分転換にもなるのでは?!
とわたしは思いました。
ピアノを辞めてしまうと、ほとんどの人が、やはり弾かなくなります。
少しずつでもついてきた、鍵盤の感覚、譜読みの力、音楽をとらえる心・・・もったいないなと思うのです。
前へ前へとどんどん弾けるようになる・・・というレッスンではないですが、
受験が終わるまでの間、月に2度だけでも、ゆっくりピアノ時間を楽しむゆとりがあったら、いいですね。
生徒さん、「考えてみます」と言ってくれました。
「辞めます」と言われたときに、お引き止めすることはしませんが、
今回は少し、アドヴァイスさせてもらったのでした。
次のレッスンからは、あと数回のレッスンでも仕上がりそうで、かつ彼女好みの曲をご紹介して、それを弾くことになりました。
ノア音楽教室へのお問い合わせは下記からどうぞ。
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