高校生のピアノレッスン
当音楽教室では、高校生以上を「大人のピアノ」グループと分類していて、
高校生には、小学生が多い「子どものピアノコース」の発表会よりは、
「大人のピアノ」の生徒さんが出る「大人のおさらい会」にお声をかけています。
小さい子たちに交じってピアノを弾くということが、プレッシャーになるよりは、
ピアノ初心者も、バリバリ弾く人も…いろんな大人が参加する「大人のおさらい会」の方が、
温かく迎えてもらえて、高校生ご本人にも居心地が良いのではないかと思います。
また、大人たちが趣味として音楽を楽しんでいる姿を見ることが、
もうすぐ大人になる高校生に、これからもピアノと共にいてもいいんだ、という風に感じてもらえれば、と思うのです。
とはいっても、大人のおさらい会の時期は、高校生にとっては年度末試験の時期と重なることも多く、
なかなか出てはもらえないのですけれども。
さて、前置きが長くなりましたが、
今日のブログでは、高校生のピアノレッスンの一コマごご紹介しようと思います。
当音楽教室、ピアノコースの高校生は現在3名在籍しています。
勉強優先の生活の中、ピアノはゆるっと(笑)続けている子たちです。
あまり練習はしてきませんが、でも、ピアノが好きなんですね。
親御さんたちも、この子にはピアノが息抜きなのだと理解していらっしゃるのでしょう、
小さい子のご家庭で繰り広げられがちな「ピアノの練習しないなら辞める?!」というバトルは、なさそうです
(いや、わたしが知らないだけ…という可能性もゼロではありませんが、
この3人のおうちは、そうではないと思うのです)。
そのうちの一人、Yちゃんは、リケジョらしく
(これは、思いっきり文系なわたしから見たリケジョへの勝手なイメージですが)
バルトークとか、近現代の作曲家の作品が好きです。
そうなると、ある程度譜読みが難しく、テクニックも必要な曲たちが多くなりますが、
練習は、あまりできない…。
というわけで、ゆっくりゆっくり、曲を味わいながら進んでいっています。
このところ弾いているのは、春畑セロリ『ゼツメツキグシュノオト』に収められている小品です。
この曲集は、4月末に教室内で、大人の生徒さん向けにレクチャーコンサートをしたので、
わたしがよく知っているということもあり、お勧めしました。
1曲1曲が短いので、ずーっと同じ曲を持っていなくてもいいという利点もあります。
(↓ 写真は、レクチャーコンサート時のもの。
残念ながら、Yちゃんは来られませんでしたけれど)
ほとんど練習してこないときは、譜読みからレッスンが始まるわけですが(汗)、
リケジョのおかげでしょうか、
音の連なりのしくみとか、和音の連なりの関係などを 自分なりに紐づけながら譜読みが進んでいることが、傍で見ていてよくわかります。
なので、数回弾くと、だいたいその曲の音は理解しているみたいです
(そこに指がいくか、は別ですけれどもね)。
そう、楽譜を読むって、目の前の1音だけを読んでいては、果てしなく時間がかかり、
ほんの100分の1も、曲の理解に役立ちはしません。
音楽は、音そのものではなくて、音と音とのつながり、積み重ねの連続により存在しているものだから…。
もちろん、ピアノの練習がたくさんできて、素敵に弾けたらそれが一番楽しく嬉しいでしょうけれども、
こういう楽しみ方も、あるんですね。
今、Yちゃんが取り組んでいるのは、この曲集の中の「エゾナキウサギ」。
小さくてちょこんとたたずむ姿がかわいらしい生き物ですが、
とりあえず第一回目のレッスンでは、「ヌートリア」くらい大きな生き物になっていました(笑)。
それでも、レッスン時間内に曲を理解できていたようなので、
次回は、エゾナキウサギを目指していきましょう。
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