ピアノで気持ちを表現する
ついつい、生徒さんもおうちの方も、そしてときには、ともすればわたしたちピアノの先生も、
音符を正しく読めて、正しい音で、正しい音の長さで、楽譜に書いてある通りに弾けることがゴール!!
と思ってしまうことがあります。
もちろん、それができていないとそれ以上のことに取り組むのが困難なことが多いので、
そこは、基礎として、きちんと指導しております。
でも、本当は、その先に、その曲らしさや、弾く人の想いなどが表出されたら…
というか、そこまでやりたい、そこまで考えられるように育てていきたいと、思っています。
今日は、年中さんと、小学2年生のレッスンから、そんな「表現力」に関するレッスン一コマをご紹介します。
【年中さんМちゃんの場合】
ピアノを始めてまだ半年に満たない、年中さんのМちゃん、初めて、「短調」の曲に取り組みました。
テキストのイラストは、男の子の寂しげな後ろ姿。
「この男の子、どんな気持ちかなぁ?」
とМちゃんにたずねたら、
「ひとりぼっちで、さびしいかんじかなあ~」
と返ってきました。
「〇〇(弟くん)が病気のとき、Мはさびしい気持ちになる」
と教えてくれたので、
「じゃあ、そのときの気持ちになって、もう一度ピアノを弾いてみようか」
と言ったら、
ほんとうに(!)音色がすっかり変わりました
(録画しておけばよかった…)。
【小学2年生 Yちゃんの場合】
Yちゃんがその日弾いてきた曲のタイトルは、「楽しい一日」。
曲の冒頭には「leggiero(レッジェーロ)」(軽やかに という意味)とあります。
Yちゃんにも、まずはイメージの話を持ちかけました
「Yちゃんが楽しい一日だったなぁ~って思うのは、どんな一日?」
「う~ん。友だちとたくさん遊んだ日かなあ」。
「じゃあ、そんな楽し~い日だったなーって伝わるように弾けたらいいね。
日記でも、『きょうは友達と遊びました。とてもたのしかったです』って書いてあっても、
それを読んだ人には『へぇ~!すっごく楽しかったんだねぇ~』って伝わらないよね」
とわたしは日記の文章のところをわざと単調に言って、
それから、スラーやスタッカートなどにあまり注意を払わない弾き方をわざとしました。
それから、手首を使ってスラーの最後を軽やかに抜く感じの弾き方もして見せました。
ね、楽しそうな感じにするには、こういう風に弾くよ、
と、ここでテクニック指導が入ります。
手首をこういう風に使って…と、二人で一緒に、右手だけ何度も弾いて感触をつかみました。
感じたことを表現する、と一言で言うのはかんたんですが、
それをするために、この部分ではどんなテクニックを使ったら、できるのか。
少しお姉さんになると、そんなレッスンもできるようになります。
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