11/2 自分の眼と耳で味わう時間に
発表会では、カメラマンさんに来ていただきます。
ビデオ撮影については、今回は依頼していません。
「他のご家庭にご迷惑にならないように気をつけて
各自撮影可です。
ただし、よそのお子さんの撮影については
許可を取った相手のみでお願いします」
という方針でいくことにしました。
写真やビデオについては、
とても悩ましいです。
やはりプロにお任せすれば間違えないクオリティのものができてくるわけですが、
費用もそれなりにかかりますし(当たり前)
今の時代、そこそこ自分で撮ることができるものをお持ちですし。
業者に頼むので撮影禁止 とか
ホール内ではスマホ禁止 とか
お願いしているピアノ教室もあって、
その意図にわたしも頷けるのであれこれ考えたのですけれども。
本当は、スマホやファインダー越しでなくて
眼と耳で、「そのとき」「その空間」を
「味わって」いただきたい
・・・そう思います。
先日、ホール打ち合わせを終えての帰り道。
大きな交差点で信号待ちをしていたら
通りの向こうの家の間から
それはそれは大きくて美しい満月が
東の低い空に見えました。
発する光に圧倒されました。
一緒にいた家族が写真を撮りましたが、
肉眼で見たような感動はまったくありませんでした。
きっと、プロが撮れば、素敵なものが撮れたのだと思います。
でも、それはすでに別物
(写真を否定しているのではなくて
写真家さんが撮ったものは、「写真として美しいもの」を目指しているのだと思うので)。
とはいえ、わたしもつい撮ってしまうし、
撮ったことで、後で見返したときにそのときの感動を思い返すこともできるのですけれども。
つれづれ書きましたが、
発表会、ぜひ、そのかけがえのない時間を「味わって」いただきたいと思っています。
0コメント