９月のポイントレッスンは…

こんにちは。

市川市鬼越２分のピアノ教室　ノア音楽教室です。

下総中山から９分、本八幡からも15分です。


子どものピアノ・コースでは、毎月「ポイントレッスン」と称して、

レッスン内の数分間で、共通のテーマについて学ぶ時間を設けています。


９月のポイントレッスンは、「聴く」です。


昨年度は轟千尋さんの作品、一昨年度は池田奈生子さんの作品を毎週聴いてもらいました。


いろいろな曲があるということを体験する、

曲を聴いて、イマジネーションを膨らませる、

抱いたイメージを言葉にして人に伝える、

曲から発展して、倍音や形式、音楽用語　等についても知識を得る、

…などなど、いろいろな学びがあるようにと思って、曲を選んでいます。

この企画も３年目を迎えました。

１年目は感じたことを言葉にすることが難しかった子どもたちも、自分なりの言葉で話すことができるようになってきたことを実感しています。

さて、今年度は、春畑セロリ先生の『ゼツメツキグシュノオト』から。

「絶滅危惧種」たちをタイトルに掲げた18曲が収められた曲集です。


森の空気を感じるような曲や、自然の中でのびのびと暮らしている動物たちの日常が感じられる曲など、聴いてほしい曲はたくさんたくさんありますが、

タイトルを見せて、興味を惹いた動物の曲をわたしが弾きます。


子どもたちには、事前に「ゼツメツキグシュってなんだか、ちょっと調べてきてね」と伝えてありました。

ちょっと検索したら、いくつか動物の名前も出てくるでしょう。


ほんとうは、わたしの方で選んだ曲を弾いた方が、少しはマシに弾けるのだと思うのですが、

今回は、興味を示した動物の曲を弾くことにしました。



ピアノ教室ですから、ちょっと脱線…ではありますが、

巻末にまとめられている、科学コミュニケーター　深津美佐紀さんによる「ゼツメツキグシュずかん」から、

生徒さんが選んだ動物について書かれているところを読んで聞かせてから

弾きました。


でも、本当はこれ、脱線じゃないんですよね。

ピアノを弾くという物理的なことではないけれど、

実はもっともっと大切な、音楽を表現する、音楽を聴いて心で感じる、

そのためには、世の中のこと、自然のこと、文化のこと…たくさんのことを知っている必要があるから。


今回、ここを読んで、子どもたちとやり取りをして、

みんなが地球のこと、星座のこと、知らないことがいっぱいあることに、ちょっとびっくりし、少しがっかりしました。

忙しいみんなの日常を想像すると、無理もないのかな…。


それから、この曲集では、一曲一曲にポエムが付いていて、

そこに音楽用語が１つ、書かれています。


「チーター」はプレスト、「アオウミガメ」はフェルマータ…というように。


まだ生徒さんが習っていない音楽用語でも、この機会に説明しました。



子どもたちの反応は、

「自分で弾かないからうれしい」という声もひとつあったけど（笑）、

「わたしもこんな曲弾けるようになる？」　とか

声にはなっていないけれど、目が輝いていた子が何人も。


昨年度と一昨年度は、この子どものポイントレッスンで弾く曲を中心に、

大人の生徒さん向けにレクチャーコンサートをしていたのですが、

今年度はその企画をしなかったこともあり、

練習不足で、かなりいい演奏ではなかったけれど、

ほんの少しでも、子どもたちにタネまきができたならいいなと思います。



本当に素敵な曲たちなので、大人の生徒さんにもぜひ、聴いていただきたいです。

レッスンの合間にちょっと練習していたのを聴いた大人の生徒さんからのご要望もありますので、

今度（いつだ？）レクチャーコンサートでご紹介したいなぁと、思ってはおります。


その前に、作曲者　春畑セロリ先生のお話を伺う機会があればぜひ出向きたいと思っています（先月は、予定が合わなかった…）。



さてさて、今月最終週のレッスンで聴いてもらうのは、残念ながら、この曲集からではありません。


クリスマス会で弾く曲の候補曲を聴いてもらいます。


そして、今度は（クリスマス会で）子どもたちが弾く番です！

子どものピアノコースご紹介ムービーです。 ↓

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