中学生男子のピアノレッスン

こんにちは。

市川市鬼越のピアノ教室 ノア音楽教室です。


当音楽教室、コントラバス・コースもあるので、中学生は何人も在籍していますが、

ピアノに関しては、いま3人います。


中学生活とピアノの両立は、なかなか大変ですよね。

去年も、中学生になって部活を始めて、夏までピアノもがんばっていましたが、やはり両立は難しい、と辞めた子がいます。

今年も、部活入部とともに辞めた子が。


そんな中、運動部に入りお勉強も頑張っている様子ながら、淡々と、月2回レッスンに来ているのが、ピアノ男子。


それぞれ、入った中学や部活により、距離的なことや勉強や部活の厳しさなどが違っているので、誰がどうこう、ということを言いたいわけではありません。


今日は、そのピアノ男子とのある日のレッスン一コマをご紹介します


中学生、高校生とのピアノレッスンは、生徒さんの弾く曲や性格、関心により、だいぶ違っているかもしれません)。



この生徒さんは、まじめなタイプですが、そんなにたくさん練習しているわけでもないようです。

部活も、お勉強も、がんばっていますから。

でも、できる範囲で練習して、レッスンには休まずに来ています。


使用テキストは、『ブルクミュラー25の練習曲』とスケール。


バリバリ弾くわけではないので、レッスンでは、おかしいところがあれば直し、

ポイントとなるテクニックを指導していますが、

曲の完成度については、細かいところまでは突き詰めません。


こういう弾き方があるんだよ、

こう弾くと弾きやすいよ、

といったことを知らせて、一緒に練習してみる、といった感じ。


作曲者のことや、曲が作られた頃の時代背景とかについてお話したりもしています。


中学生くらいになると、知的な話も理解できるので。


先日は、弾き間違えた和音から、全音音階の話をしました。

スケールのカデンツを弾いていて、あまり練習していなかったものだから、弾き間違えて増3和音を弾いてしまったんです。

自分でも、なんだかおかしな音を弾いている自覚はあったようでしたので、

増3和音という和音のこと、この和音の性質などをお話して、

そこから、全音音階の話へ。


全音音階のしくみから、これを音楽作品に取り入れたと言われるドビュッシーのこと、

ドビュッシーと同時代の画家の話へと、発展(脱線ともいう)させていきました。


この生徒さんは、ドビュッシーのことは「名前は知っているけど…」、というくらいですが、

美術館や博物館にも行くタイプなので、知っている画家とリンクさせたらいいかなと思いまして。


今、この生徒さんが弾ける曲は限られているけれど、

今は弾けない曲の作曲家のこと、和声のこと、音楽とその他の世界との繋がり…などなど、

わたしが話していることが、

いつか何かに、ぼんやりとでも繋がったらいいなと思っています。


こういう話ができるのも、中学生になったからこそ。


ピアノを通じて、音楽を知的に楽しむこともできる人になってくれたらいいなあと、

そのほんの砂粒程度でも、お役に立てれば幸いです。



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ノア音楽教室【子どものピアノコース】

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