自分でやると決めた曲
発表会に向けて、小学生たちは曲が決まって
それぞれ練習が始まっています。
そろそろ幼児さんの曲も決めていこうか と
様子を見ながらレッスンをしているところです。
そんな中、ある年長さんが
「発表会でこの曲がやりたい」と。
発表会の曲については(少なくとも今回も)
原則、わたしの方から曲の提案をさせていただいています。
といっても、候補曲をいくつか用意して
その中から、相談しながら選んでもらうというスタイルです。
ひとりひとりの習熟度だけでなく、
性格や練習環境なども頭の隅に置きながら
候補曲を考えています。
なので、やりたいからといってOK! というわけにはいかないのですが、
本人のやりたい気持ちは なにより大切ですので、
まずは楽譜を見せてもらいました。
今までやってきたことからすると だいぶ難しそうですが、
本気でがんばればできるかも?! というレベルと判断しました。
ただ、なにぶん 年長さんで
少し繊細なところもあるので、
「すごくがんばる」を続けていくことができるかどうかが
少々しんぱい。。。
それでも、本人の曲への憧れと
がんばりたいという気持ちがあることがわかったので、
進めてみることにしました。
でも、ゴーサインを出してから最初のレッスンまでの1週間、
思うように弾けずにめげてしまったそうで。
でも、先生としては それは想定内です。^^
さて、この曲の初回レッスンだった昨日。
この曲をやるには、がんばらなくてはならないこと
途中で泣いちゃうこともあるかもしれないけれど、
泣いてもいいこと
を 直接本人に伝えて、
それでもがんばれる?!
と聞いたら、頷いてくれたのでした。
そうと決まったら、前へ進むのみ!
この1週間めげながらもやったこと・できたことを確認した後、
曲の一部のリズムを取り出して
リズムカードで確認したり、
わたしの模倣をしてもらったり、
指遣いを気を付けないと弾けない箇所を抜き出して
一緒に練習をしたり、
「パーツ」ごとの練習を宿題としました。
勘の良い子なので、
「ああ、これは楽譜のこの部分ね!」
とピンときてくれたようで、
自信が出てきた様子でした。
おうちで練習するポイントが絞られたので
見たことのなかった複雑そうな楽譜に途方にくれずに
進めていってくれるかな と思います。
そうはいっても、
これからも、何度かめげることもあるのかもしれません。
保護者さまと協力して、応援・励ましながら
この曲を完成させたいと思っています。
この曲に取り組むことを通して
大きく成長してくれることと思います。
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