実際に訪ね歩くことができない今だからこその愉しみ『音楽家の家』
ちょっと贅沢な本を 買いました。
『音楽家の家』(西村書店, 3600円+税)
23名の音楽家の住居が 美しい写真と文章で紹介されています。
眺めて、浸って、想像を巡らせる ゆったりとした時間を持てないと、
楽しめない類の本です。
こんなお部屋であの曲を作曲していたのだな・・・
この窓から見える風景の一部が、あの名曲の中に関わっているのだろうか・・・。
作品が生まれるまでのこと、作曲家の思考、
まして故人となっていてご本人のお声や想いを知ることはできないけれど、
あれこれ想像をする その時間を持つことこそが、贅沢ですね。
コロナ禍により、旅行はままならない今
(まぁ、コロナじゃなかったからといって、
今の生活(ピアノの先生業)をしていては、
ゆっくり海外旅行へ行くことは、だいぶ難しいし、
当面行かなかっただろうけれど・・・)。
心をリラックスさせるためにも、この本をゆっくり眺める時間を取りたいなと 思っています
(まだできていない…)。
もちろん、レッスンの中で、子どもの生徒さんに見せたりもしています。
今月は、「ベートーヴェン」について学んでいるところですし。
特に、日本人であるわたしたちには、ヨーロッパの住居、生活空間を
おぼろげにでも知ることは、
大切かと思います。
アパート(もちろん、日本のアパートとは、意味も全然違いますよね)の入り口の
高くそびえ立つ鉄の扉とか
お部屋の中の 高く広い壁とか。
(やっぱり、一番は、実際に行ってみること、住んでみることだとは思いますが)。
わたしも含めて、現代人は「想像を巡らせる」ヒマをあまり持てないことは、
残念なことかも…と、久しぶりにこんなゆったりした本を眺めて思うのです。
こどものピアノコースご紹介ムービーです。
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